犬からマダニを取り除く方法

犬からマダニを取り除く最も効率的な方法

愛犬が外で過ごした後は、マダニが付着していないかチェックすることが大切です。マダニは付着してから24時間以内に病気を媒介させる可能性があるので、予防をするのが一番効果的な方法です。

マダニは愛犬の身体に隠れるようにして付着しますが、特に次のような場所に潜んでいます:

• 顔回り
• 首回り
• 脚の下や腕の下（付け根）
• 耳の中
• 指の間

愛犬から安全にマダニを取り除く術を知っておくことは、万が一マダニを見つけた時に重要となります。以下の方法を参照にして、安全にかつ確実にマダニを取り除き、正しく処分する方法を学びましょう。

愛犬のマダニ駆除に役立つベストアイテム

マダニを取り除くために必要な道具:

• 蓋つきの小さな容器
• ラテックスまたはゴム製の手袋
• 照明（懐中電灯など）と虫眼鏡
• イソプロピルアルコール
• 毛抜きまたはマダニ取り除き器具（個人的にはティックツイスター又はマダニトルネード）
• 3つの抗生物質（通常はネオマイシン、ポリマイキシンB、バシトラシン）を含む軟膏
• おこのみのおやつ

犬からマダニを取り除く方法

ペットの目や口、耳などにマダニが付着すると大変危険です。マダニ除去には注意が必要です。マダニの付着している位置がペットにとって不快そうなら、迷わずかかりつけ獣医師へ連絡しましょう。



マダニ取りの最中は、気をそらすためにおやつを用意しましょう。ここでは、ピンセット、又はマダニ除去道具を使った方法をご紹介します。

ピンセットによるマダニ除去法

ピンセットを使いマダニを除去するには以下の手順で行います:

• ピンセットを使って、できるだけ愛犬の皮膚に近いところでマダニをつかみます
• 手をひねったり動かしたりせず、一定の動きでダニを引き抜きます。マダニの頭と胴体を一緒に取り除くようにすることが大切です
• マダニを取り除いたら、体のすべての部分が愛犬の皮膚から取り除かれたことを確認します

マダニ除去道具を使った方法

マダニトルネードやティックツイスターのようなマダニ取りツールを使用している場合は、以下の手順に従ってください:

• マダニの身体を器具の先にゆっくりとひっかけます
• マダニが皮膚から離れるまで、器具を時計回りまたは反時計回りに回転させます（マダニが付着したまま引っ張らないこと）
• マダニが剥がれたら、マダニを持ち上げて皮膚から離します
• マダニを調べ、体の一部がすべて犬の皮膚から取り除かれたことを確認しましょう

マダニの身体の一部が愛犬の皮膚に残っている場合

マダニの頭が取り除けても、体が皮膚の中へ残っていても慌てず対処しましょう。無理に取り出さそうとすると、愛犬に刺激や炎症を引き起こしてしまいます。そんな時は慌てず、かかりつけの動物病院へいき、取り除いてもらいましょう。

マダニを死に至らしめるには

マダニを殺すには、イソプロピルアルコールが必要です。瓶や小さな容器にアルコールを入れ、その中にダニを入れます。瓶の蓋をして、マダニが動かなくなるまで待ちましょう。

ペットオーナーとして、マダニが愛犬にもたらす危険性を把握しておくことがとても重要です。多くの獣医師は、愛犬が病気の兆候を示し始めた場合に備えて、マダニを容器に入れて持参することを勧めています。これは、マダニの種類によって異なる病気を媒介する可能性があり、獣医師にマダニを特定してもらうことで診断に役立つ場合があるからです。

皮膚の消毒

マダニを取り除いた後は、マダニが付着していた部位を消毒する必要があります。 石鹸と水で優しく洗い、抗菌剤スプレーなどをたっぷりと塗布してください。患部に赤みや炎症の兆候がないかよく観察し、異常があればすぐに獣医師に連絡しましょう。

ダニに刺されないようにする方法

愛犬をノミやマダニから守り、健康を維持するためには、年間を通じて予防をすることが大切です。 処方薬でも市販薬でも、効果的な製品がたくさんあります。ネクスガードやブラべクトなどの経口処方薬は、ノミやマダニを強力に予防します。市販の製品としては、フロントラインプラスやセレストの首輪があります。定期的に使用することで、一年を通して愛犬を安全に予防することが出来ます。