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知っておきたい、意外なノミの病気4つ

 2022年11月3日 著者ジェームズ|
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知っておきたい、意外なノミの病気4つ

ノミを「ないがしろ」にしてしまうのはとても簡単な事です。犬や私たち人間にライム病などを感染させるダニと違って、ノミはそれほど「危険」ではなさそうだからです。この小さな吸血動物は、生命に危険を及ぼすほどの「脅威」ではなく、どちらかというとただ「厄介」な生き物であるという存在であるからです。

しかし、ノミは人間にも動物にも、さまざまな病気を引き起こす可能性があります。ノミに刺されたり、ペットの毛づくろいによって体内へ入ってしまい、飼い主やペットの健康に深刻な影響を及ぼすことがあるのです。

発疹熱(ネズミチフス)

感染したノミに接触した猫が、これらの病気を媒介するノミを家に持ち帰ってくることもありますが、ネズミチフスを媒介するノミの種類はネズミが主な宿主である事が大半です。 テキサス州保健局は、チフスは通常ノミに刺されることで人に感染するとしています。通常、ノミが吸血する際、同時に排尿をすることで知られています。

糞便中に含まれる細菌の一種である発疹熱リケッチアは、咬まれた傷口や咬まれた場所を掻かれることで体内に侵入します。

チフスの症状は、頭痛、発熱、吐き気、体の痛みなどです。最初の症状から5、6日後に、体幹から腕や脚に広がる発疹が出ることもあります。テキサス州保健局は、発疹熱、ネズミチフスの疑いがある場合は、すぐに医師の診察を受けることを勧めています。 抗生物質による治療が可能ですが、あまり長く待つと入院が必要になるかもしれません。未治療の場合、病気は数ヶ月続く可能性があります。

発疹熱(ネズミチフス)の症例は、ネズミが多く生息する蒸し暑い場所で多く発症します。 テキサス州保健局の報道担当者、クリス・ヴァン・デューセン氏によると、2015年に同州の保健当局に報告された患者数は324人(うち1人は死亡)だったとされています。2012年以降、テキサス州では毎年少なくとも1人の発疹熱(ネズミチフス)による死者が出ています。

症状がかなり広範囲に及ぶため、治療を受けるのを待つと予後が悪くなる可能性があるとヴァン・デューセン氏は言います。より重症の場合は、「糖尿病、腎臓病、アルコール中毒の既往症など、他の病気と関係がある 」とも言われています。

カリフォルニア州公衆衛生局の広報担当者によると、今年に入って4つの郡から14件のチフス感染が報告されているが、いずれも死亡者は出ていないそうです。同州では通常、毎年50件の報告があり、そのほとんどがオレンジ郡とロサンゼルス近郊で発生しているそうです。

とはいえ、他の地域では珍しいネズミチフス。

オレゴン州ポートランドのダブリュイス救急動物病院の最高医療責任者であるリー・ハロルド博士は、太平洋岸北西部には「事実上存在しない」と主張しています。


猫ヘモプラズマ感染症(マイコプラズマ感染症)

ハロルド氏によると、赤血球に感染する猫ヘモプラズマ感染症は、発熱と貧血の症状を猫に引き起こします。さらに、この猫ヘモプラズマ感染症は人間、特に免疫力が低下している人に感染する可能性があることも分かっています。 ノミは、飼い主とペットの両方に寄生する可能性があるため、両者に寄生虫が蔓延することになります。

猫の免疫システムが、猫ヘモプラズマに感染した猫の赤血球を「異物」であると認識し、排除しようと動きかけます。ハロルド氏によると、貧血は通常、大量の赤血球が破壊されることにより引き起こされると言っています。

通常の場合、獣医師はまず抗生物質にて治療を勧めます。症状が重篤な場合、まず抗生物質を投与し、その後場合によっては輸血などが必要となることもあります。

免疫システムが、自らの赤血球を破壊するのを阻止するために、ステロイド投与が必要な猫がいる場合もあると、ハロルド氏は言います。回復するのに4~6週間を要することがあることもあります。


条虫(サナダムシ)

条虫は、人間や犬、猫の腸内に生息する、最も恐ろしい寄生虫のひとつです。 動物が自分や他の動物の毛づくろいをする際、条虫に感染したノミの成虫を飲み込んでしまい、ペットが条虫に感染してしまいます。ハロルド氏によれば、条虫に感染したマウスを食べることで感染することもあると言います。

米国疾病対策予防センターによると、大人では比較的まれな病気ですが、外で遊んでいる子どもが、何らかの状況で感染したノミを無意識に摂取してしまう事により、病気にかかることがあると指摘しています。条虫の片節、または体の一部は、子供や動物の便糞などと一緒に排泄されます。

猫ひっかき病

この病気はとても興味深いもので、この病の原因菌であるバルトネラ・ヘンセラは、ネコ科の動物にとってはむしろいたって一般的な細菌となっています。米国疾病対策予防センターによると、猫のおよそ40%、特に子猫のあいだに、一生のうちののどこかの時点で一度はかかる病であるとされています。

深刻な症状を引き起こす猫もいます。米国疾病対策予防センターは、猫が、嘔吐、無気力、赤い目、リンパ節の腫れ、食欲が低下している場合、かかりつけの獣医師に診断を仰ぐよう促しています。

ほとんどの猫は大した症状を見せず、病気になっても熱が2~3日出て完治するのが大抵です。一見健康そうに見えている猫でも、実は体調を「崩して」いる事もあるという事です。猫ひっかき病は、猫自身に症状がなくても、人へ影響を与えることがあるとハロルド氏は語っています。

米国疾病対策予防センターによると、猫が、人間の皮膚を破るほど強く噛んだり、又は引っ掻いたり、傷口やかさぶたに近い所を舐めたりすることで感染する可能性があるといいます。

昨年、オハイオ州トレドに住むジャニーズ・ウォルターズさんは、ある朝目覚めると片目が見えないことに気がつきました。このニュースはたくさんのメディアで報道され、 1ヵ月にわたる医師により検査を繰り返しても、失明の原因は突き止められませんでした。しかし、この女性が猫を飼っていることが発覚、原因解明に大きな動きがありました。 結果、バルトネラ・ヘンセラという細菌に感染していることがわかり、猫ひっかき病と診断が下されました。猫が彼女の目をなめたことが片目の視力を失わせる原因となったのです。

極めて稀なケースとして、脳や目、心臓などの内臓に害を及ぼすことがありますが、米国疾病対策予防センターは、これらの問題は幼児や免疫力の低い人に発生しやすいと指摘しています。

 
 
家をノミから守る術

正しいノミ予防法は、あなた、あなたのペット、そしてあなたの家族を守り、さらにペットのQOLを向上させることに繋がります。 市場には、安全で信頼できるたくさんの予防法がありますが、あなたとあなたのペットにあったものを選ぶのが一番であると、ハロルド氏は語ります。

自身の愛犬にはスポットオンタイプのノミ駆除薬を使用しているハロルド氏は、多くの飼い主さんが外用剤を使用していると語ります。しかし、中には毎月毎月塗布することに抵抗を覚える飼い主の方もいるのではないでしょうか。

他のオプションとして、経口剤タイプもあります。

全てのケースに合う「有効的な一つの方法」なんて存在しません。「その家庭によって、獣医師が見合った方法を勧めてくれるでしょう」と、ハロルド氏は言っています。

猫と犬の両方を飼っている家庭では、薬を間違えないように特に注意しなければいけません。ペルメトリンを含む犬用の薬は、猫にとって有毒と成り得るからです。

ノミフリーな環境を作るための掃除方法

ペットのノミ駆除は、第一のステップであるとハロルドさんは言います。

アメリカ獣医師会(AVMA)は、ノミは一生の大半をペットにくっついて過ごすため、ペットのノミ駆除だけでは、問題は解決しないと指摘しています。

家の中で繁殖したノミが成虫になり、再びペットへ寄生する可能性がありあます。AVMAは、ペットの寝床を頻繁にきれいにし、ペットがよく通る場所や使う場所、家具や床も念入りに掃除することを推奨しています。AVMAによると、こういった場所の掃除をこまめにすることで、ノミを駆除・殺すことが出来るといいます。

ハロルド氏は、「カーペットに付いたノミの卵を掃除機で奇麗にしたなら、今度はその掃除機のごみを取り出さなくてはいけません。どの成長段階にいるノミも、家から排除する必要があるんです」と言います。

ノミの完全駆除には時間がかかります。努力と忍耐力が成功には必要不可欠となります。

どのノミの駆除作戦を取り上げても、時間はかかります。「ノミは一日ではいなくなりません。たとえ爆弾を仕掛けたとしても、どこかに必ずいるんです。」と、最後にハロルド氏は付け加えました。

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