散歩を怖がる犬への5つのテクニック

リードに過度の異常をしめすと、せっかくの散歩が台無しになってしまいます。ですが、いくつかの段階を踏むことによって、恐怖は克服できるものなのです。ここでは、リードに対し異常反応してしまうペットへの対応をまとめてみました。

散歩を怖がる犬への5つのテクニック

犬は人間と共に進化してきました。ですが、われわれ人間がペットに望むすべての行動が、犬にとって当たり前だったわけではありません。リードをつけて歩くという行動は、いざというときに逃げたり、反撃したりする「自由」がないことにおどおどしてしまう犬もいます。リードによって問題行動を起こしてしまうこともあり得るのです。幸いなことに、すこし工夫をするだけで、ペットが抱えるこのストレスを和らげることが可能となるのです。

1. おやつを使う。愛犬の不安を取り除くのに一番効果的な方法は、「正の強化」を取り入れる事です。例えば、他の犬や知らない人が近づいてきた時、大好きなおやつを与え、不安や恐怖の元となるものから意識を遠ざけ、「おいしいおやつをもらった」というポジティブな関係を築き上げます。このタイプのトレーニングには練習と根気強さがカギを握ります。諦めず、同じ姿勢を貫き、すぐに結果がでなくても根気よく続けましょう。

2. チョイストレーニングを実践　「良い経験（良い行動）」を強化することで、散歩をよりポジティブな体験にすることができます。この「チョイストレーニング」の目的は、ストレスのかかる状況、たとえば見知らぬ犬が近づいてきたときなどに愛犬が落ち着いていることを褒めることです。他の動物が近づいてきたら、冷静に行動していることに対して褒めてあげましょう。しかし、犬が恐怖やおどおどした態度を見せ始めたら、すぐに褒めるのをやめてください。そうすることで、どんな行動をとれば褒めてもらえるのかがわかります。犬は恐怖を感じると食べなくなることが多いので、正の強化のためにおやつを使用する代わりに、この方法を使用することもできます。

3. 一貫性。 愛犬の不安を解消するもうひとつの方法は、できるだけ規則正しく、同じ習慣を保つことです。散歩コースは静かな場所が理想的で、できれば毎日同じ時間に散歩するようにしましょう。しかし、この「習慣」の中に些細な予測不可能要素を取り入れることで、愛犬の注意を飼い主に向けさせ、不安・恐怖から意識を遠ざけることを学ばせましょう。気晴らしにおもちゃを持っていったり、散歩のペースを変えたりするのです。そうすることで、犬は恐怖に集中することなく、飼い主に注意を向けることができます。 
4. ターゲット・ワードを教える: 散歩中に愛犬を自分に集中させるもうひとつの方法は、ターゲットワードや合図を使うようにしつけることです。他の犬や人が近づいてきたら、この合図で犬の注意を自分に向けさせ、その引き金から遠ざけます。犬が言うことを聞いたら、ご褒美におやつをあげたり、ほめたりします。

5. 状況を選ぶ: 誰もがみな、恐怖を克服したいものですが、引き金となるものを避けるのがストレスを防ぐ一番の方法はである場合もあります。人通りの多い場所を歩くなど、ストレスの多い状況で愛犬をうまくコントロールきるか自信がない場合は、自信が出るまでその状況を完全に避けるのが一番です。

安全第一ですので、ストレスのかかる状況に直面する前に、あなたと愛犬がその状況に対応する自信をつけてからにしましょう。 愛犬の上達を根気強く見守れる限り、散歩の状況を少しずつ難しくしていく事で、愛犬の自信を高めるのにとても役立ちます。