犬は、「怖いとき」「興奮したとき」「寒いとき」に震えますが、中には理由もなく震えるペットもいます。今回は犬の震えについてご紹介します。

愛犬の足が震えているー何を意味するのか。

犬が震える理由は、興奮、痛み、ひどい寒さなどさまざまです。震えの原因が何であれ、その犬の健康状態について何かを訴えているのですから、問題の根源を突き止めることが重要です。 身震い・震えは、不随意でリズミカルな筋肉の痙攣で、ペットの体の特定の部分が震えるのが一般的です。震えの速さは様々ですが、震えはより規則的で体の一部に限局している傾向があるため、発作との区別がつきやすくなっています。震えは体のどの部位にも起こる可能性がありますが、特に犬の後ろ足によく起こります。犬の震えには多くの原因が考えられますが、その原因を特定するのは難しい場合があります。チャウチャウ、ダルメシアン、ドーベルマンピンシャー、イングリッシュブルドッグ、ラブラドールレトリバー、サモエド、スプリンガースパニエル、ワイマラナーなど、全身振戦症候群に陥りやすい犬もいます。その他にも、毒物接種・接触、病気、老齢など、さまざまな原因が考えられます。
震えの原因として、医学的な見解以外として、気温があげられます。人間と同じように、犬が寒すぎると全身が震え、暖かくなるとその症状は緩和していきます。恐怖で震えている場合も、同じように全身が震えることがあり、ストレスの原因を取り除くと症状が治まる。しかし、震えが環境に対する一時的な反応でない場合は、獣医師の診察を受け、原因と治療法を判断することが重要です。獣医師は、ペットの病歴、外診・検診、定期的な血液検査を組み合わせて、震えを根本的に治療するための計画を立てることができます。

震えの原因としては、怪我や関節炎などの慢性疾患による筋肉、骨、関節、神経などの損傷が挙げられます。特に老犬では、他の疾患との併用や年齢による筋肉疲労が原因で震えを起こしやすくなります。プレドニゾンなどの副腎皮質ホルモン、鎮静剤、鎮痛剤などが、全身振戦症候群の治療に役立ちます。獣医師が犬の筋肉の痙攣の根本原因を探る間、痛みを和らげたり筋肉をリラックスさせたりする際の処方が症状を軽減するのに役立つ場合があります。獣医師がシニアペットの震えの原因を特定できなくとも、ペット自身に害がない場合、ペットの体を冷やさないよう気をつけ、水分を補給し、食事を与え、筋肉に軽い刺激を与えるため、軽い適度な運動をさせることが大事で、治療は必要でないことが多々あります。ペットが痛みを感じている場合は、獣医師がその症状を緩和するためのプランを立ててくれます。震えを悪化させる可能性があるため、運動量はほどほどにし、犬が過度に興奮することでさらに炎症を引き起こすことがないようにします。