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犬は実際にテレビを「観て」いるのか

 2021年8月13日 著者ジェニファー|
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おかしく聞こえるかもしれませんが、犬のためのテレビが存在します。犬用番組のクリエーターは、あなたが留守の間、ペットのための気晴らしを作り出したいと思っているのです。

 

犬は実際にテレビを「観て」いるのか

 

ウソのような話ですが、犬用テレビ番組が存在します。犬専用の番組は、ペットの脳を刺激するだけでなく、飼い主が留守の間、気晴らしにもなるそうなんです。

犬用テレビ番組でペットを満足させるかどうか、まず考えなければならないのは、私たちのペットが実際に、テレビを「観て」楽しんでいるかどうかということです。犬の目は私たちの目とは異なるため、デジタルテレビが誕生した近年まで、この選択肢は事実的には不可能でした。犬の目は私たちよりも動きに敏感で、古いテレビ画面のリフレッシュレート(映像のちらつき)を見分けることができるためです。デジタルテレビでは、犬も一緒に楽しめるようになり、飼い主が留守中にも、犬用の新たなエンターテインメントが生まれたのです。

ペットを一人で留守番させるのを好む人はいませんが、かといっていつも一緒にいるわけにはいきません。犬のデイケアやペットウォーカー、様々ななおもちゃがあったとしても、主人であるあなたがいないときにペットを幸せにすることは難しいでしょう。そうすると、退屈ですぎて、ペットが物を壊したりする可能性がでてきます。仕事に行っている間、ペットが家具を壊さなくても、なにか気を紛らわすものがあれば、あなたの帰宅まで、寂しい思いをしなくていいようになります。

 

犬用テレビ番組は、犬の脳に合わせた番組作りを行っています。ペットが画面に夢中になるのは数秒程度であることが研究により分かっていますが、犬の典型的な注意力に合わせて、エピソードは通常3〜5分程度と短く設定されています。他の犬が登場する番組は、ペットの興味を引く傾向があります。また、犬のテレビ視聴の仕方は人間とは異なり、座ってじっと見ているよりも、歩いて行ったり来たりする方が、より積極的にテレビを見る傾向があります。

人間と同じように、ペットにもさまざまな興味があり、画面を見て興味をそそられる子もいれば、そうでない子もいるはずです。テレビ番組は犬の聴覚や視覚を刺激することはできますが、エネルギー消費の激しいペットを夢中にさせるのに必要な、匂いやインタラクティブな要素が欠けています。テレビは留守番中のペットの刺激にはなりますが、遊びや運動など、ペットとの有意義なふれあいの代わりに使うべきではありません。飼い主との触れ合いは、愛犬の心身の健康に必要なだけでなく、飼い主とペットの絆を深めるものだからです。ただし、テレビは飼い主が留守のときに愛犬が寂しい思いをするのを防ぐのに役立つかもしれません。

 

 

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