戦に駆り出された犬

2017年3月21日　著者ミッシェル |

愛犬家の人なら、何ヶ月も何年も離れていた軍人が、愛犬と再会するビデオを見たことがあると思います。そして、その映像を見ながら、涙を流したこともあるでしょう。しかし、飼い主がいない間、誰が犬の世話をするのだろうかと考えたことはないでしょうか。もちろん、多くの軍人は家族や友人が犬の世話をしてくれるでしょうが、そうでない人はどうするのでしょうか？

ショーンとアリサ夫妻は、まさにこの状況に陥ってしまいました。米海軍と米海兵隊に所属する二重軍人のこの二人が、同時に転勤を命じられたのです。アリサはバージニア州で6ヶ月間の軍事訓練に参加することになり、ショーンは派兵されることになりました。幸いなことに、彼らには頼める親戚家族がいましたが、誰もがそうではないことを認識していました。

ショーン、アリサ夫妻と2匹のミニ・オーストラリアン・シェパード、JDとジャージー、2匹のカイコインコ、キキとゾーゾー

2011年6月、この夫妻は「Dogs on Deployment（ドッグス・オン・ディプロイメント）－戦に駆り出された犬達」を設立しました。この団体は、犬、猫、鳥など、どんなペットでも飼い主が軍務のためにペットを手放すことがあってはならないと考え設立されました。「Dogs on Deployment」は、軍人のペットを軍務中に預かるボランティアのオンラインネットワークを提供しています。軍人はこのサイトに登録すると、自分のペットを掲載、ペットの情報、場所、預け入れの日程など、すべての情報をプロフィールに記入することができるようになっています。同様に、「Dogs on Deployment」の「ボーダー」と言われるペットの世話係としてボランティア活動をしたい人も登録し、プロフィールを作成することができます。そこから、飼い主とボーダーが連絡を取り合い、詳細を詰めていくことができるようになっています。

ドッグス・オン・ディプロイメント公式ロゴ

「Dogs on Deployment」は、ペットを飼っている多くの軍人のストレスを軽減したとても素晴らしい組織となりました。今、この団体の最大の課題は、その存在を広く知ってもらうこととなっています。あなたやあなたの知り合いが「Dogs on Deployment」のようなサービスを必要としているなら、ここちらのサイトにアクセスしてみてください。また、軍隊を支援する方法を探しているのであれば、ボーダーとしてボランティア活動をすることも検討してみてください。だれにとっても実りある体験になるはずです。

兵士ジェサミン・ジェンプソンは、「Dogs on Deployment」を通じて愛犬をボーダーへ引き渡した後、「Queen Latifah」の番組で彼女の犬と再会しました。フルビデオを見るこちらから。

ショーンとアリサ夫妻のお二人には、彼らの軍務と共に「Dogs on Deployment」の設立について、特別な感謝を捧げます。

dogsondeployment.orgのすべての画像

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