Dog-a-likes：飼い主そっくりのペット

2017年3月22日、ダニエル |

ペットは飼い主に似る、とよく言われます。科学的にみても、それは意外と事実なのかもしれません。

ブリティッシュ・コロンビア大学の心理学教授、スタンリー・コレン氏は、人は見慣れたものに惹かれるものであり、そのために、毎日何度も鏡に映っている自分の顔に惹かれるのだと指摘しています。この嗜好性が、無意識のうちに自分自身を思い出させるペットを選ばせる傾向があるようです。

イメージクレジット

イメージクレジット

イメージクレジット

コリン氏は、女性のヘアースタイルを身に着けたかのような犬種に、どういった影響があるのかを調査する研究を行った。その結果、耳を覆うような髪型の女性は、スプリンガー・スパニエルのような犬を好む傾向が強いことがわかりました。また、短髪で耳の見える女性は、シベリアンハスキーやバセンジーといった犬種を好むことがわかりました。

Corenの結論：親しみやすい品種が好きです。

イメージクレジット

イメージクレジット

イメージクレジット

カリフォルニア大学の心理学者、ニコラス・クリステンフェルド氏とマイケル・ロイ氏も、同様の結果を得ました。彼らは被験者に、犬と飼い主の写真がばらばらでおかれているものを、どの組み合わせになるかテストしてみました。その結果、3分の2の割合で、被験者は主人とペットを見た目だけで結びつけたのです。

この効果は、おそらく、子育ての原動力が進化した一部の結果であると思われます。クリステンフェルド氏によれば、私たちは本能的に、自分に似た小さくて言葉を発しない生き物に対し、遺伝子の生存を確実にするために、子供や若い親戚たちに愛情を注ぐように仕向けられているのだという。