犬によく見られる10の病気

風邪やインフルエンザのウイルスは、人間に感染することに境界線を知りません。年齢、肌の色、国籍に関係なく、病気に感染し、生活に支障をきたし、惨めな気持ちになることがあります。あなたの愛犬も同じで、小型犬でも大型犬でも、「よくある病気」にかかる可能性は否めません。ここでは、世界中の犬がかかる最も一般的な10の病気について紹介します。
 
ジアルジア
ジアルジアは、湖や池、淀んだ水たまりなど、北米の自然水域でよく見られる水媒介性の寄生虫に感染する病気です。愛犬は、感染した水源から水を飲むことで、簡単に感染してしまいます。その結果、下痢や腹痛、体重減少や体重が増えにくい問題が生じます。幸いなことに、ジアルジアは毎月のフィラリア症予防薬で予防することができます。
 
ジステンパー
ジステンパーは、犬の呼吸器系と神経系に影響を与える、感染力の強いウイルス性疾患です。この疾患は、発熱や倦怠感を引き起こす程度の軽いものから、咳、嘔吐、下痢、痙攣を引き起こす重度の症状を引き起こすこともあり、ジステンパーを放置しておくと、死に至る可能性もあります。獣医師によるワクチン接種で予防することができます。
 
パルボウイルス
パルボは、パルボウイルスとして知られ、最も感染力の強い犬の病気の1つとされています。パルボは犬の腸に影響を与え、下痢や嘔吐を引き起こし、最終的には症状の重症化のため犬が死んでしまうこともあるほど深刻です。この病気は、犬の年齢に関係なく感染しますが、特に子犬がかかりやすいと言われています。パルボは通常、感染した排泄物との接触によって感染しますが、獣医師によるワクチン接種で愛犬を守ることができます。
 
コロナウイルス
コロナウイルスも犬のウイルスで、下痢や嘔吐を引き起こします。下痢が最も一般的な症状ですが、このウイルスの重症例では、下痢、嘔吐、体重減少、常に水を飲むなどの症状が見られることがあります。パルボウイルスとコロナウイルスの両方に同時に感染する犬もいることが知られていますが、この場合も、簡単なワクチン接種で愛犬を守ることができます。
 
肝炎
人の肝炎と同様に、犬の肝機能に影響を与える病気です。犬の肝炎の症状には、発熱、嘔吐、下痢、腹痛などがあります。肝炎が重症化すると、肝臓に後遺症が残ることがあります。ワクチン接種によって犬の肝炎は予防することができます。 ライム病
夏の間、愛犬が森林地帯や屋外で多くの時間を過ごすなら、ライム病は頭に置いておかなければいけません。この細菌性の病気は、関節炎、跛行、疲労、うつ病、食欲不振などの症状を含め、愛犬の健康に取り返しのつかない影響を及ぼします。この病気を放置しておくと、心臓、腎臓、脳に後遺症をもたらす可能性があります。この病気もワクチンで予防が可能です。
 
狂犬病
狂犬病は犬の病気の中では一番恐ろしいものと認識されているでしょう。狂犬病は、犬の脳を攻撃するウイルス感染症であり、多くの場合死に至ります。最も一般的な感染形態は、スカンク、アライグマ、コウモリなどの狂犬病にかかった野生動物に噛まれて感染することです。他の病気とは異なり、狂犬病は噛まれたり引っ掻かれたりすることで人にうつる可能性があります。狂犬病の予防接種は、簡単に受けられるだけでなく、北米全域では義務付けられているほどです。
 
レプトスピラ症
これも野生動物が媒介する病気ですが、狂犬病とは異なり、ウイルスではなく細菌によって引き起こされるものです。感染経路としては、汚染された水の摂取や、感染した野生動物との接触が一般的です。レプトスピラ症に感染すると、高熱、黄疸が現れ、犬の糞便に血が混じるなどの出血が見られるようになります。この病気にもワクチンがあります。
 
ケンネルコフ
休暇中、愛犬をドッグホテルや犬舎に入れたことがある方は、ケンネルコフを聞いたことがあると思います。ケンネルコフは、ボルデテラ・ウイルスが原因ですが、このウイルス以外もケンネルコフを引き起こすことがあると知られています。この病気は非常に感染力が強く、他の犬と接触することによって簡単に広がります。症状としては、激しい咳が続き、嘔吐、嚥下、鼻汁、涙目などの可能性があります。この病気にはワクチンがありますが、上記の他のワクチンとは違い、ケンネルコフのワクチンを選んで受ける必要があります。
 
パラインフルエンザ
パラインフルエンザは、感染力が強く、インフルエンザのような症状を示すケンネルコフの一種です。この病気は、他の犬との接触によって簡単に感染し拡大します。公園やビーチ、オフリーシュドッグパークなどでパラインフルエンザに感染する可能性があります。

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